美術館紹介
当館は故駒形十吉氏が人生の後半に於いて、折に触れ少しずつ収集し愛蔵してきた日本画、洋画、陶器など選び抜かれた巨匠の作品を中心に公開しております。
駒形氏は、若い頃縁あって横山大観先生の上野池の端の画室を訪ね、これを契機に、美術に対する興味を深めていきました。60才の頃より自分なりの美の眼を持ちはじめ、その視点にあった明治以降の国内作家に限定して収集して参りました。
村上華岳、速水御舟、加山又造、平山郁夫、加藤唐九郎、梅原龍三郎、須田国太郎等、数々の珠玉の作品をごゆっくりご鑑賞ください。
駒形十吉記念美術館 開館のあいさつ
私の人生の後半において折に触れて少しづつ収集し愛蔵してまいりましたものをこのたび財団法人駒形十吉記念美術館の設立にともない世に公開することにいたしました。
若い頃縁あって横山大観先生の上野池の端の画室に寄せて頂き美術に対する興味を深めさせて頂きました。
そして六十歳の頃より自分なりの美の眼を持ち始めて、その視点の合った明治以降の国内作家に限定したのであります。
従って個性的に片寄っていると思います。尚、新潟総合テレビの長岡放送センターが新潟への移転に伴い、その空地の提供と、私のその収蔵品の公開の考えとの二つの出逢いという縁に拠ることの不思議を考えざるを得ません。而して関係官庁のご許可を得まして、ここに開館の運びとなりましたことに深く感謝申し上げます。
平成六年五月十二日
駒形十吉
駒形十吉