天壇北京

平山郁夫 作品

天壇北京
明、清時代の宮殿、故宮(紫禁城)の南にあるこの天壇は、皇帝が祭典の儀式を行うための建物で、正式には記念殿という名で呼ばれており、数ある天壇の中でも、北京にあるこの天壇はとりわけ有名である。
三重の屋根を持つ円形の建物は、古くから多くの画家が描いてきたモティーフで、日本人作家では洋画の梅原龍三郎の名がまず浮かぶ。
群青の中におかれた金泥との微妙なバランスが、神を祭る天壇の重々しさ、神々しさを見事にあらわしている。

【制作年】
1978(昭和53)年
【材質】
紙本彩色
【寸法(cm)】
130.6×89.5cm

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