2022年 第一回企画展 美の系譜 Ⅰ ~加山又造~
2022年3月19日(土)~6月19日(日)

特別展示
加山又造《しだれ桜》 1990年
2022年第1回展は、加山又造の作品を中心にご覧いただきます。
加山又造は、琳派の継承者と言われますが、彼自身どのように育ったのでしょうか。
祖父、田村玉田は、旅絵師だったといいます。そして、父も画家にあこがれていましたが、西陣の図案家となりました。又造は、ちいさい頃から父の描く図案を近くで見ながら、また職人の作り出す美を間近に感じながら育ったのでしょう。日本画へ誘われていきます。
さらに、息子哲也氏も芸術の道を志し、現在も陶芸家として美を継承しています。
このような加山家の系図を紐解きながら、作品を新たな視点でご覧いただけたらと思います。

《鶴》加山又造

《紅梅大鉢》加山又造絵付け(番浦史郎作陶)
美の系譜 陶芸
金重素山(父)と金重愫(子)
木村盛和(兄)と木村盛康(弟)
藤原雄と藤原建(雄の父藤原啓が叔父)
それぞれの美への追及をご覧ください。
また、1月28日に逝去されました日本画家柴田長俊氏の作品を特別展示いたします。