-『女・華 その美しきものたち』-

10月13日(火)~12月13日(日)

当館の所蔵の中でも最も作品数の多い作家は加山又造です。中でも代表作《しだれ桜》と《秋草》2点は、加山の晩年同時に当館の所蔵となった作品で、最後まで加山が手元に所蔵していた作品だったと思われます。
本展では、加山又造作《秋草》をご覧ください。

加山又造《秋草》

加山又造《秋草》

俵屋宗達工房《月に秋草図屏風》

俵屋宗達工房《月に秋草図屏風》

「上弦の月のかかる武蔵野図六曲一双の秋草屏風を前から構想していた。秋草屏風は宗達工房の作に幾つか例があり、それらは必ずしも同じ手つきのパターンを持たず、でも皆実に巧妙に描かれている。私も、それらに刺激され、華麗で優雅な秋草を描いてみたかった。…」(加山又造)しかし加山は構想通りではなくエチュードに留まったと回想しております。上り始めた重たげな月に照らされた空は 沈んだ銀色に塗られ秋の夜の静けさの訪れを感じさせ、対照的に秋の七草は明るく可憐に描かれています。写真では平面ですが、四曲1隻の屏風として立体的に展示しますと、光の具合、角度で動きのある作品としてご覧いただけます。

加山又造 《夏‘84》

加山又造 《夏‘84》

そして女性。加山は、ある女性を十四年もの間モデルとして描き続けました。その人は筋肉質の健康美人で、「その人がみせる体の線が非常に気に入って」ついに「二十代であったその人も、十四年近くがたち四十代になった。そしていろいろの美しさをいまだに教えてくれている」。画家はモデルとの関係をどこか楽しんでいるようにも思えます。

平山郁夫《ガンダーラの女》

平山郁夫《ウィグル族の母子》

梅原龍三郎《薔薇図》

梅原龍三郎《薔薇図》

また平山郁夫は、シルクロードの旅の途中に出会った女性たちを、梅原龍三郎は、自分の中の美を追い求め薔薇、裸婦を描いています。それぞれの画家がどのように女性、花に接し、また理想のモデル、花に出会え、描くことができたのか。とても興味深いところです。

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